「コウノドリ」は2015年秋に人気漫画をドラマ化して大人気を博したドラマですが、その舞台は産婦人科です。ピアニストであり医師でもある鴻鳥サクラが、勤務する聖ペルソナ総合医療センターに訪れる妊婦とその家族と共に妊娠・出産にまつわるストーリーを展開していくハートフルな医療ドラマで、2017年秋には2年ぶりに連続テレビドラマとして帰ってきました。

そんなコウノドリの人気の秘密はどこにあるのでしょうか。名言と共に見ていきたいと思います。

 

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『コウノドリ』が大人気の理由は毎回深い名言があるから


コウノドリの人気の秘密は何といっても鴻鳥サクラをはじめとする聖ペルソナ総合医療センターのスタッフたちが妊娠・出産に対し真摯に向き合う姿から感じるアツさではないでしょうか。

ドラマでは毎回聖ペルソナ総合医療センターに問題を抱えた妊婦が訪れます。望まない妊娠をして一度も妊婦検診を受けないまま臨月を迎えた妊婦、先天性の重い障害のある子を妊娠している妊婦、40代半ば近い高齢出産や10代の若い年齢の妊婦、また出血や早産というトラブルに見舞われて救急搬送されてくる妊婦、順調と思われたお産中に急変する妊婦など様々ですが、その度に懸命に赤ちゃんと母体を助けようとする医療スタッフたちからの名言が生まれます。

 

象徴的なものの一つに望まない妊娠の末に生まれた赤ちゃんに対して言ったこのセリフがあります。

 

「君はこれから人の何倍も辛い思いをするかもしれない。けどね君はいつか人の何倍も何十倍も幸せになることができるんだ。負けるなよ。生まれてきておめでとう。」

 

赤ちゃんが生まれてよかったという心からの気持ちがありながらも決して無責任に喜んでいるわけではなく、生まれて終わりではなく生まれることが始まりと真摯にとらえているサクラ先生のハートフルな優しさあふれるセリフを毎回堪能することができます。

 

 

「出産は誰にとっても命がけ。100%安全なお産はない」

コウノドリはドラマではありますが、決してドラマチックな部分をフューチャーして作られている医療ドラマではありません。

とはいえドラマなのでペルソナを訪れる妊婦には何かしらの問題が起きるわけですが、それは元々の体調面のリスクを抱えた妊婦、社会背景から心配を抱えた妊婦、順調な妊娠・出産だったのに突然の急変に見舞われた妊婦など状況は様々ではあるのです。

しかし、これらのトラブルは誰にでも起き得ることなのです。今の時代は医療の発達もあり、妊娠=危険を伴うものという概念が薄れています。しかし、実は今も昔も妊娠・出産には危険が伴うリスクはあり、それは誰に対しても言えることで、100%安全なお産はどこにもないのです。

お産だけではありません。今はNICUが発達し、未成熟で生まれた赤ちゃんや体にトラブルを抱えて生まれた赤ちゃんの生存率も上がっていますが、NICUがあるから必ず助かるということではないのです。

 

コウノドリでは

 

「100%安全なお産はない」

 

という現実を産婦人科からの目線と、産婦人科と連携して産前産後のケアをしているNICUの小児科医の目線を取り入れることでより一層リアルに視聴者に伝えており、そのリアルさが高い支持を得ています。

 

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妊娠出産を通して人生のことを考えさせてくれる貴重なドラマ

また、コウノドリはトラブルのある妊婦を助けるだけの医療ドラマではありません。医療ドラマの醍醐味としては、緊迫した手術シーンや難しい症例を乗り切り患者を助けるという一種のスカッと感を求める人も少なくないと思います。

しかしながら、コウノドリはその種のドラマではありません。妊娠・出産は多くの女性が経験し、多くの男性がそれを取り巻く生活を経験しています。多くの人が経験しているのである種それが当たり前のこととして存在していますが、実は妊娠・出産を経験することでそれまでの生活とは全く異なる世界に突入し、その人の生活は文字通り激変しているのです。

働く女性ならば妊娠したことで会社で思うように仕事が出来なくなり居場所がなくなることがある、障害を抱えている人ならば産後子供を育てられるか大きな不安に襲われるといった社会的状況から、産後うつは隣り合わせにあることなど、誰にでも身近に起きる出産にまつわる事象を、経験者ならば「そうそう」とかゆいところに手が届く感覚と共に見ることができるドラマです。

皆がしているから当たり前ではなく、妊娠・出産は命がけなんだ、子供が生まれるとはどういうことか、という社会観、人生観に語り掛けてくれる点もこのドラマの人気の秘密です。

 

 

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まとめ

コウノドリはただの医療ドラマではありません。

私たちは妊娠・出産は多くの人がしているので普通にしていれば問題なく産めるものだと過信しがちです。しかしながら、現代社会には妊娠・出産の背景には様々な問題があります。

このドラマはそれらを提起すると共に、妊娠・出産は多くのトラブルが誰にでも起こり得る命がけのことだということ、出産はかけがえのないことであること、赤ちゃんを産むということに対する責任感など、妊娠・出産に対して私たちが普段改めて考えることなく流してしまっていることを伝えてくれるドラマです。

毎回ペルソナのスタッフたちや鴻鳥サクラ先生の温かい名言があふれ、幸せな結末に至った時はもちろん、悲しい結末に至った時も私たちの心に温かい何かを残してくれるそんなドラマです。

 

 

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