テレビ朝日を代表するドラマとなった「ドクターX」とうとうシーズン5が始まりました。
あの名台詞「私失敗しないので」を心待ちにしていた人も多いのではないでしょうか。視聴者の目もだんだん厳しくなってきてハードルも上がってはいると思いますが、今回の脚本は少し変更点があったと発表されています。
不安に思う人も、期待する人も、どのような脚本になるのか予想してみるといいかもしれません。もともと、一人の人物による脚本ではないため、1話ごとに楽しんでみてみるのもありかもしれません。
『ドクターX』歴代の脚本家たち一覧
ドクターXは、2012年にシーズン1が放送され、現在シーズン5に入っています。平均視聴率は19.1%という高視聴率をマークし、脚本家・中園ミホと米倉涼子の黄金コンビが始まったのです。
中園ミホと言えば、数々のヒットドラマを生み出し、民放だけでなくNHK連続テレビ小説の脚本も手掛け、多くの賞を受賞しています。
シーズン2~4までは総合脚本を中園ミホが務め、その他にも林誠人、寺田敏雄、武井彩、香坂隆史、宇田学といった脚本家を起用してきましたが、初回・最終回など重要話は必ず中園ミホが脚本を書いてきました。ドクターXの高視聴率をけん引してきたのが中園ミホといっても過言ではないでしょう。
一方、寺田敏雄も数々の脚本を書いている人物です。もともとはディレクターとしてTV番組に携わっていましたが、趣味で書いていた脚本が大物プロデューサーの目にとまり、デビューすることとなりました。
シーズン4で脚本を務めたことのある宇田学は、演出家や俳優としても活躍する一方、いろいろなドラマや映画で脚本を手掛けています。
そして林誠人は、シーズン2から脚本を担当しています。数多くの作品を生み出している人気脚本家ですが、今回シーズン5からは中園ミホに代わり、彼が寺田敏雄・香坂隆史の二人を引っ張って脚本を書いていくことが決まっています。
新シリーズの脚本家・林誠人が手がけた人気の映画&ドラマ
林誠人は、長い間脚本を書いており、その作品はそうそうたるものであります。例えば、フジテレビ系列では「世にも奇妙な物語」「もう誰も愛さない」「救命病棟24時」「ストロベリーナイト」があり、どれも高視聴率を誇っています。テレビ朝日系列では「おみやさん」「TRICK」「相棒」などを手掛けており、映画においても「ストロベリーナイト」、そして子供を持つ親世代にも人気の高い「仮面ライダー×仮面ライダーゴースト&ドライブ超MOVIE大戦ジェネシス」など幅広いジャンルで作品を手掛けているのが特徴です。
そういったいろいろなジャンルを手掛けている人だからこそ、脚本内に他の人気ドラマを彷彿とさせるセリフが出てきたり、世の中の流行語を上手く取り入れたセリフ回しになっていることが多く、見ている人を飽きさせない工夫が随所に盛り込まれているという楽しさがあります。
「名探偵コナン」と「相棒」一見繋がりのなさそうなこの二つの脚本を手掛けているのも彼の魅力であり、広い年代に支持される脚本が書ける数少ない脚本家でもあります。中園ミホがシーズン5では完全に脚本から外れてしまいましたが、こうした実績のある人が後を引きついていることは期待が持てるでしょう。
林誠人は『ドクターX』第2・3・4シリーズの実績ありで期待大
ドクターXというと、中園ミホというイメージがあるため、メインの脚本が林誠人に変更となって、不安に感じる人もいるかもしれません。しかし林誠人は、シーズン2・3・4での実績があり、そういった不安はいらないのではないでしょうか。
実はシーズン3においては初回を担当していたのも、彼でした。そしてこの時の視聴率は21.3%、好スタートを切ったのです。この前のシーズン2においても、第4回・5回・7回を担当していました。ちなみにこの時の視聴率は、それぞれ21.3%・23.7%・23.9%と軒並み高視聴率をたたき出していました。
シーズン3は、多くの回を彼が担当しており、第1~7、9回と実に全11話中8話を担当していたのです。結果としてすべての回を通して20%を超える視聴率を出しており、中園ミホが最後の脚本を締めくくったものの、全体として好成績であったといえます。
シーズン4においても、初回と最終話は中園ミホが脚本を書いていますが、第2・5・6話は彼が担当し、第8話の宇田学の脚本回においても、脚本協力をしています。ちなみにシーズン4における彼の担当回視聴率は、19.7%・20.4%・21.5%となっています。このシーズンの平均視聴率は21.5%でしたから、合格点と言えるでしょう。
まとめ
人気TVシリーズ「ドクターX シーズン5」がとうとう始まりました。「私失敗しないので」のセリフが聞ける人気ドラマであり、楽しみにしていた人も多いでしょう。
そしてなかにはすこし不安に感じている人もいるかもしれません。それは脚本家が変更になっているからです。
シーズン1からずっと担当していた中園ミホが、シーズン5では一切登場しない予定となっていることから、不安視する声も上がっているようです。しかし跡を継ぐ林誠人は、シーズン2から随所で脚本を担当しており、軒並み高視聴率を出している人物であり、心配することはないでしょう。
数々の人気ドラマを始め、映画やアニメといった多彩なジャンルの脚本でも活躍しており、シーズン5でもきっと満足のいく結果を残してくれるはずです。
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