前回放送でも話題になったTBSドラマ「コウノドリ」の続編の放送が始まりました。
いろいろな事情を抱えたママになる患者と、豪華な俳優陣が演じる医師との間で繰り広げられるドラマは、1話ごとに問題や悩みを抱えた母親や夫婦が登場し、ひとつひとつが感動を呼び命の尊さを感じるドラマです。
さて、このドラマに登場する赤ちゃんは本物なのでしょうか?
生まれたての赤ちゃんが共演者
これまでのドラマに出演する赤ちゃんたちは、少なくとも生後何か月か経っていてリスクの少ない状況で撮影することがほとんどでした。しかし、このドラマ「コウノドリ」は出産という大きなテーマを最大限に活かし、新生児を使った撮影をしています。
そうです。コウノドリに出ている赤ちゃんは本物です。
一番小さく、そして一番存在感のある「赤ちゃん」という出演者。私たち視聴者が見たくなるのも、そんな赤ちゃん俳優たちが頑張っているからでしょうか。
新生児といえば、まだ免疫力が弱く、出産経験のあるお母さんなら「大丈夫なの?」と思ってしまいますよね。撮影時には最善の注意をはらい、赤ちゃんに触る身体はいつも清潔にして、必ずマスクをしてというのが合言葉だとか。
そんな赤ちゃんたちのお母さんもドラマの協力者ということになります。
綾野剛さん演じるサクラ先生は、2015年のドラマのポスター撮影で真っ先に赤ちゃんと対面。生まれたばかりの女の子の赤ちゃんは泣いていて、サクラ先生が声をかけるとピタリと泣き止んだというから不思議ですね。サクラ先生の目をみつめながらセリフを聞いていたようです。
監督から坂口健太郎さんへの助言
チームコウノドリ🐣今週もいろんな番組に出演します❗️今夜はモニタリングに吉田羊さんが出演します❗️明日はぴったんこカンカン後半❗️ぜひチェックしてみてね〜
#tbs #コウノドリ #坂口健太郎 #宮沢氷魚 https://t.co/9fD4hXvjBt pic.twitter.com/48t5LfUckl— 『コウノドリ』第7話11月24日 (@kounodori_tbs) 2017年10月19日
コウノドリの撮影で初めて赤ちゃんと触れ合うことになったのが新生児科の白川君を演じる坂口健太郎さんです。緊張気味の白川君は、医療指導の先生やお母さんが赤ちゃんを抱っこしてあやしているのを見つめながら、本番まで人形で練習していたそうです。
ちなみに赤ちゃんは本番のみの登場で、それまでは赤ちゃん人形が相手だそうです。
赤ちゃんに微笑みかけるシーンで緊張気味の白川君に監督が言ったのは、
「赤ちゃんを抱っこして見つめると表情が優しくなるんだよ」
という言葉でした。
その言葉どおりに本番では、やわらかい表情の白川君が赤ちゃんを優しく見つめていました。
そして女性陣は、もう赤ちゃんにメロメロ。助産婦の小松を演じる吉田羊さんも骨抜きにされていたといいます。赤ちゃんって見つめてるといつの間にか笑顔になってしまう、そんな存在なんですね。
2017年のコウノドリは・・・
2017年のコウノドリ撮影でも、もちろん本物の赤ちゃんが出演しています。
視聴者がくぎ付けになる出産シーンの赤ちゃんもすべて本物で、生後1週間から1か月以内の赤ちゃんと家族を募集して撮影に臨んだそうです。中には生後8日目という赤ちゃんもいたというから驚きです。
2015年に放送されたドラマの中での新生児や低体重の未熟児も、人形ではなくて本物だったというからすごいですね。
撮影のためのルール
本番だけとはいえ、撮影では赤ちゃんの負担にならないよう特別な配慮をしているそうです。そのため、俳優さんは抱き上げる練習を何度もしたり、スタッフは撮影の段取りにとても気を使っているそうです。
一番は衛生面。そのため、赤ちゃんの出入りがある時間帯は全面禁煙にしたり、スタッフもキャストもお風呂に入って清潔にして手にはアルコール消毒を欠かさないこと。スタッフ全員がマスクを着用し、前述のように赤ちゃんの撮影は本番の1回のみとする、というコウノドリならではの赤ちゃん撮影のためのルールがあります。
撮影シーンの裏側
今回もたくさんの赤ちゃんが登場しますが、赤ちゃんの撮影シーンがインスタグラムにアップされています。スタジオで出産シーンを撮影する画像で、ロケ地の病院は前作にも撮影協力した神奈川県立こども医療センターです。
病院のブログにも撮影の様子が載っています。病院での撮影で最も緊張するのが、新生児集中治療室(NICU)での撮影です。
ここにはスタッフが病院に行き撮影するのですが、医師に協力してもらい、撮影による赤ちゃんのリスクを判断してもらっているそうです。医師のOKにより、撮影開始となるわけですね。緊張感が伝わってくるようです。
これから放送されるドラマの中でも、緊張のシーンがたくさんあると思ったら1回1回のドラマがどんな内容なのか見逃せなくなります。
赤ちゃんという大きな存在
私たちもみな、赤ちゃんとして誕生し、未熟児だったり、早産だったり、健康的で大きな赤ちゃんだったり、それぞれいろいろなドラマがあって現在に至ります。
自分が出産したときのことを思い出したり、これから自分の娘が出産するという大きな出来事を迎える家族もたくさんいます。どんな時代でも赤ちゃんはこれからの未来を背負って生きていく素晴らしい存在です。
このドラマを通じて命の尊さをあらためて感じ、忙しさで忘れていた優しさや感動を思い出していけたらと思います。
スタッフ全員で作り上げる素晴らしいドラマ「コウノドリ」にこれからどんな赤ちゃんが出演するのかとても楽しみです。
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