数ある人気ドラマの中でも、特に高視聴率を稼いでいるドラマが『ドクターX』です。
すべてのシリーズで高視聴率を叩き出し、今やテレビ局の看板ドラマとなっています。
ドクターX5(2017)では、失脚したはずの蛭間重勝が院長に返り咲きます。
蛭間重勝は、何度蹴落とされても這い上がってくる男と言われています。ドクターXは、毎回、豪華なキャストが出てくるドラマとして知られていますが、ドクターX5(2017)でも、様々な豪華キャストが次々と顔を出してファンを喜ばせています。
左遷されても院長!ただでは転ばない蛭間重勝という男
見事(?)、東帝大学病院の院長に返り咲いた蛭間重勝と、第二秘書のソンタくん。
相変わらず悪だくみをしていそうな蛭間院長…
ソンタくんは何を思う?? pic.twitter.com/pNkvv9gJuF— Doctor-X (@DoctorX_tvasahi) 2017年10月12日
どんな仕打ちを受けても、ただでは転ばない蛭間重勝ですが、蛭間重勝とはどのような人物か、第5シリーズから見た人は、よく知らない人も多いです。
蛭間重勝は、貧困家庭で育ち、苦学して医師となっています。権力闘争が絡むと、冷徹になり、腹黒い古狸になりますが、どこか憎めないキャラクターでもあります。
蛭間 重勝(ひるま・しげかつ)(66)・・・西田 敏行
「東帝大学病院・知床分院」の院長。表向きは温和だが、逆らう者はバッサリと切り捨てる冷血漢。大門未知子に対して、積年の恨みを抱いている。医療界のトップに君臨するのが夢。第4シリーズのラストで、優秀な医師たちを中国の病院に大量に引き抜かれた責任を問われ、「東帝大学病院」病院長の座から転落した。知床分院に左遷されたことで、一度は隠居を決意。しかし、筋金入りの権力欲は捨て切れず、またしても謀を巡らせ…!?
主人公の大門 未知子は、名医を紹介する紹介所から派遣されてきた有能な医師です。蛭間重勝は、大門 未知子に対して怒りを抱いています。それは、大門 未知子に自分の手術ミスを見破られたからです。
大門 未知子は、手術の時に縫い合わせた糸の結び方を見て、蛭間重勝が手術をしたことを見抜いたのです。怒りを感じつつ、蛭間重勝は主人公に一目置いています。
大門 未知子には、自分の手術をしてもらい、命を助けてもらったので、その気持ちが言動にも出ることがあります。
蛭間重勝の妻、華子は非常にプライドが高く気も強い女性です。知床に左遷された時には、こんなところは嫌だとごねていました。百戦錬磨の蛭間重勝も、華ちゃんと呼ぶ妻には頭が上がらない様子です。蛭間重勝が元の地位に戻ったことで、華子も退屈な日々におさらばできました。
蛭間重勝といえば美人秘書ですが、第二秘書として、ロボットが登場します。
前シリーズを通しての主人公・未知子とのバトル
蛭間重勝と主人公未知子とのバトルは、長きにわたって続いています。
ドクターXは、様々な人間ドラマが繰り広げられますが、天才的な腕を持つ未知子と、権力欲のために策略を巡らせる蛭間重勝とのバトルは見ごたえがあります。
未知子に複雑な思いを抱いている蛭間重勝は、あれこれと悪だくみを考えますが、結局最後には未知子にしてやられます。未知子は、病院内の様々なしがらみには一切タッチせず、自分の才能だけで実力を証明していきます。
医師の世界は、妻も大変で、蛭間重勝の妻華子は大学病院の婦人会を率いています。
ドクターXのエピソードで、ライバルの婦人会との社交ダンスバトルがあったのですが、華子とライバルとの熾烈な嫌味合戦を見た未知子は、呆然とするのでした。
蛭間重勝と秘書が仲良くしているところに華子が来たため、慌てる蛭間の姿は、恐妻家そのものでした。
その後、手術について言い争いになる未知子と蛭間重勝ですが、結局未知子が勝ちます。
『ドクターX5(2017)』では、外科がメインで描かれます。外科には、3人の副部長がいます。そして、その下に、中堅の外科医が下り、その下に若手の外科医がいます。これら外科医と未知子との人間模様も注目されています。
蛭間院長を演じる西田敏行の名演技・アドリブにも注目!
蛭間院長を演じている西田敏行の名演技とアドリブは、ドクターXファンの間でも人気があります。
ドラマの名場面の中には、本来一言だった台詞が、西田敏行のアドリブによって、2分にも及んでしまった場面もあります。また、完全に台本を無視したものの、それが名場面になったシーンもあります。
設定が全く変わってしまったことに、監督も何も言えなかったと語っています。
今や名物となった西田敏行のアドリブですが、面白いアドリブが多いものの、時間の関係でカットしなければならないこともあります。西田敏行は、それも承知でアドリブの合間にブレスを入れています。ブレスを入れることで、編集するときに監督やスタッフが困らないように配慮しているのです。
このような配慮ができるベテラン俳優の西田敏行は、共演者からも慕われています。
ただ、最初のテストから何を言い出すかわからないと、恐れている出演者もいます。何分にもわたって長いアドリブを連発されると、アドリブに慣れていない若い役者は困ってしまうのです。しかし西田敏行のアドリブは、絶妙なアドリブとも言われています。
西田敏行と同じベテラン俳優は、アドリブが出ても自然に対応しており、さすがだと言われています。
まとめ
第4シリーズの最後に、優秀な医師を大量に引き抜かれた責任を取り、大学病院の病院長の座から転げ落ちた蛭間重勝が、不死鳥のようによみがえり、ドラマがまた面白くなると期待されています。
知床の地に左遷され、隠居を決意して歌を歌っていた表情は、好々爺そのものでしたが、病院長の座に返り咲いた途端、野心満々の顔に変わっていました。
医療界のトップにのし上がり、君臨しようと画策する蛭間重勝は、権力欲を捨てることができません。
第4シリーズでは、副院長との激しいバトルが見ものでしたが、ドクターX5(2017)では、主人公との関わり合いがどうなるのか、多くのファンがワクワクしながら見守っています。
ドクターX5(2017)も、1話から高視聴率を記録したため、様々なメディアで話題となっています。
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